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小さな赤いフェリーに乗って
あの日もこうして、この島に来た
急な坂道、登るバスの窓から
海の向こうに、街が見えてた
広がる空の蒼、かがやく雲の白
今もあふれる、やわらかな光
けれど
景色の中にただひとつだけ
色のない影、落としてる
あなたの胸に、海鳥よ
この唄を届けてよ

あなたがあなたであることを
思い出して欲しい
どんなに季節が巡っても
変わらぬものがあることを

小さな島の丘に登れば
見渡す限りの海が広がる
すさんだ都会(まち)で失くしてきたもの
ここに立つと、思い出せるよ

潮風の中、瞳を閉じて
遠い痛みに、心ひらけば
泪、とめどもなくあふれてくる
こらえることなく、泣けばいい
渇いた胸によみがえる
鮮やかな夏の色

あなたがあなたであることを
忘れないで欲しい
瞳を閉じて、この場所を
思い出して欲しい


Words and Music by Meon Fukamachi 1991-2011.
featuring vocal:やもとなおこ