黄昏がいま街を染めてゆく
『からっぽの唄』岡林信康
思い出はみんな君に溶け込んで
そうなんだ君は、もうひとりの俺…
これは、岡林信康の『からっぽの唄』の一節です。
映画『君の名は』の中に、「黄昏どき」のことを「片割れどき」と呼ぶ場面がありました。舞台となった町の方言という設定でしたが、その言葉を耳にした時、もう何十年も聴いてないのに、どうしてかこの曲が思い浮かびました。
黄昏どきにこんなにも惹かれるのは、暮れていく空の向こうに、片割れになったもうひとりの自分を探そうとしているからなのでしょうか…