いつか僕の人生の空に

何故いつもそんなに、微笑んでられるのか
僕にはわからない
ただ、いつかあこがれていた
そんな君の笑顔に
踊るように 人混みの中
ギター抱え 駆けてゆく後姿

土曜日の渋谷駅、ひとりで歩く君をみかけた
見たこともない寂しい目をして、交差点の波へ消えてった

頬に落ちた冷たい滴、
ふと見上げる空はこんなに青く
晴れているのに、雨が降ってる
まるで君の人生みたいに

話かけたこともない
いつも遠くから、君の姿探していた
あの唄い声が聞きたくて

通り過ぎる毎日
忘れて去っていた、胸のざわめき
街角のライブ、立ち止まる人々

気がつけば、笑い方さえ思い出せない、自分がいた
疲れた顔映す電車の窓、ふと胸をよぎる君のあの曲

何をしに来たの、この世界へ
誰かに認めてもらうためじゃない
あなたじゃない誰かになっても、そこにあなたの空はない

唄のようには生きられない
そうつぶやいて閉ざし続ける
心の窓を叩く唄声、きっとどこかで探し続けてた

雨に濡れても構いはしない、自分の生きる本当の空だから
唄があふれ、虹がかかる、いつか君の人生の空に

いつか僕の人生の空に

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作詞作曲:深町めおん  1985-2011.